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kato's.blog 2010/4

ルシアンクロール「参加と複合」読了

 written by a.k 投稿日時:2010/04/28(水) 18:38

・ルシアンクロール「参加と複合」読了しました。

今日の建築史学の授業で、ヨナフリードマンを取り上げてプレゼしているのを聞いていて、住民の参加という軸でルシアンクロールとヨナフリードマンを考えることはできないかと思いつきました。以下プロット。

CIAM以後のチーム(チームX、メタボリズム、アーキグラム)と比べると、住民の参加を意識している点が異なるのでは?と考えた。

空中都市;都市の固定部分(インフラストラクチャー)と固定されない部分の区別
この固定されない部分については住民による参加が可能。自分たちでいじれる。その際空間づくりの教養を高めるツールとして「フラットライター」と「マニュアル」がある。

ルシアンクロールは住民の参加によって多様性を獲得しようとする。
ヨナフリードマンは可変性を求める社会に大して空中都市を提案する。

目的は違えど、第一次構造(インフラストラクチャー)と第二次構造(固定されない部分)に分ける方法論は似ている。スケルトンとインフィルに分けて考えるSI的ともいえる。
そして彼らに共通するのはこの第二次構造の部分について、住民参加を見越した設計を行うという点ではないか。



おそらく住民参加を扱う建築家に対する興味は、卒業設計展でレクチャーに来ていただいた新居千秋さんから始まっているのでは。山本理顕さんの邑楽町のコンペ案など、まだまだ見るべきものは多そう。知りたいのはルシアンクロールのモデュラーコーディネーションや、ヨナフリードマンのフラットライター/マニュアルのような、住民参加を促したり空間づくりのリテラシーを高めるためのツールをどうしているか?という点なので、そこを重点的に見ていければいい。

次は別な軸でコラージュシティを読みます。
新潟でも読書会を始めます。

設計D

 written by a.k 投稿日時:2010/04/18(日) 03:18

始まりました。 
課題は「ハイパー・スクール/学校を超えた学校」 
敷地は各自の学んだ小学校。その学校敷地を含むより広範囲の地区を対象として、先生から提示されたいくつかの問題意識をもとに各自設計する。 

僕の出身小学校周辺は何やら色々と計画(高齢者ケア施設や中学校との連携)があるようなので、市役所とネットでまずその辺りを把握しようかと。月曜は授業とっていないので、市役所に行って資料を入手できるといいなあ。
それと多分もう知っている先生は居ないと思うけど、小中学校にヒアリング。高齢者や、小学校に通う子供を持つ保護者にもヒアリングをしてみたい。でもやっぱり教育者に、教育って何だろう、学校って何だろう、地域って何だろうって聞いてみたい。
あと自分の原風景として記憶に残っている場所を見直して来たい。



また、mixiにて高専時代の恩師とちょっとだけ意見交換をしました。以下の2つが先生からの質問の概要。

質問1 「多くの情報がネットにあり、双方向で使える現代において、物理的な時間と空間を共有する勉強(学校)とは何か?」 
質問2 「美術や図工、音楽といった教科に対し、座学で暗記するような教科はiknowとか脳トレ的な仕組みの方が優れていて、学校も先生も要らないのではないか?」

双方共に、「知をどう作り出すか」というテーマに基づいていて、避けては通れない。彼は建築畑の人間ではないので、「物理的空間を設計する建築なんていらないじゃん」と言っているようであるけど、それは違う。
物理的空間、その中に、意味を与えられた「場所」をどうつくりだしていくのかを問われている。

Session!2010についての報告

 written by a.k 投稿日時:2010/04/07(水) 23:56

藤村龍至さんがブログで新潟三大学卒業設計展Session!2010、他卒業設計展について総括しています。
http://www.round-about.org/2010/04/post_120.html

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