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近況報告[kato's.blog]

 written by a.k投稿日時:2009/10/30(金) 13:50

10月もそろそろ終わりですね。最近は研究と卒業設計展の企画の準備に追われてます。合間をみて読書など。
研究でユビキタスだとかメディアだとかの本を多く読むようになりましたが、最近はtwitterに手を出し始めました。卒計展のシンポジウムでtwitter実況とかできたら楽しそうだなぁと思う一方で、既にやられているので2番煎じに過ぎないのでは?という気もしています。来ていただくゲストの方々もメディアを作っている性格の強い方々なので、面白いことができそうなのですが…もう少し可能性を探る必要がありそうです。

卒業設計展進行状況[こうちゃんのSession!ブログ]

 written by こうちゃん投稿日時:2009/10/16(金) 16:20

アンニョンハセヨ

新潟三大学卒業設計展実行委員より、進行状況を簡単にざっくばらんに報告します。

まず、

会期は2009.2.26(金)~2009.2.28(日)の3日間

会場は新潟市美術館です。

 

現在、スタッフは【本部】【企画】【会場】【広報】【会計】にかわれて、着々と準備が進行しています。

 

象徴と消費 ー「鳥の巣」と「ワールドトレードセンター」と「在水一方」[Atelier Spike]

 written by spike投稿日時:2009/10/11(日) 16:59

 猛威を振るった台風18号もさり、またいつもと変わらぬ日常が戻ってきました。今では、ニュースでその被害に関するレポがちらほらある感じでしょうか。地元茨城県では、土浦の台風による被害がまざまざと映し出されていて、とても人ごととは思えません。


 そんな中、少し考えたことを書きたいと思います。

 現在新潟市では、「日本海政令市にいがた 水と土の芸術祭2009」(*以降、水土)が開催されています。この芸術祭は、新潟市全域を舞台に、70以上の作品が展示されています。ディレクターは、大地の芸術祭でおなじみの北川フラムさんです。

 

 そのなかのひとつに、台湾出身の芸術家・王文志さんの「Water Front 在水一方」という作品があります。信濃川の下流のやすらぎ堤に設置されていて、竹を編んで作られた高さ12mほどの鳥かごのような造形のこの作品、中に入ると竹の間から差し込む柔らかい光に包まれながら子宮の内部のような不思議な感覚を体験することができ、知名度と人気ともにダントツではないでしょうか。

 

 新潟ローカルテレビでも、水土のCMに使われるなど、「水」と「土」という芸術祭のテーマをよく表している象徴的作品でもあります。しかし個人的には、象徴としてCMで繰り返し放映されることによって、芸術祭自体の消費ということを暗示しているように思いました。これは北京オリンピックにおける「鳥の巣」のように、世界経済に大きな影響を与える世界的規模のイベントの象徴として、様々なメディアで消費されていく様子を思い出さずに入られませんでした。


 また、そんな「在水一方」ですが、先日の台風によって崩壊してしまったのです。その様子は台風の威力を物語る象徴として何度もテレビで放映されていました。これは、「ワールドトレードセンター」の崩壊の様子がリアルタイムで、または繰り返し放送されることでその衝撃をありありと伝える象徴として消費されていったことも思い出され、個人的にはこれからの芸術祭に暗い影を落としたように感じました。


 

 皮肉にも「在水一方」は、台風という自然の猛威による作品自体の崩壊によって、「水」と「土」という芸術祭のテーマと、「水」と「土」との闘いという新潟の歴史を、二重の意味で象徴することとなってしまったのです。しかも王さんの故郷台湾は、8月上旬の台風8号よって過去50年間で最悪の被害を受けており、新潟でも募金活動が行われている最中の出来事でした。

 個人的には、この芸術祭について卒論を書いているので思い入れもあり、市民が新潟巡りをしながら気軽に現代アートにふれる機会を与えてくれたその功績は大きいと思います。また、今回の出来事により「水」と「土」というテーマの妥当性が証明されたとも思うので、これからも継続していって欲しいと思います。市民サポーターとしての活動や、卒業研究、募金活動などなにがしかで尽力していきます。


 といったところですが、なにしろ文才というものがあまりない上に、知識としても不十分であるためつぎはぎ感はいなめないですが、書いてみました。ご感想やお叱り、励まし等頂けたら幸いです。

 

そして今、思うこと。[Atelier Spike]

 written by spike投稿日時:2009/10/09(金) 01:09

  ひっさしぶりの更新というか、半ば忘れかけていた(いつのまにか意識的に忘れようとしてきた?)このブログの存在ですが、じゃなぜ今さら更新するのか…それは去る9月28日、 カルチベートトークに参加したことと、十嵐太郎さんのブログTwisted Column 1720:気がつくと10年 Date: 2009-09-25 (Fri)を読んだことが背景としてあります。 

*(以下、引用)
twisted columnを開始したのが、1999年の9月なので(その前身となる形態もあるのだが)、いつのまにか10年を越えている。あいだにさまざまなブログや日記が登場し、消えていくのも目撃した。ちょっとだけやって一時的に目立つのはそう難しいことではないが、実は続けることが一番大変で、もっとも基礎体力を要する。同人誌『エディフィカーレ』など、文章を発表するようになってからは、15年以上が過ぎた。まわりを見ていると、天才的なセンスがない限り、やはり感性とノリだけでは長く残らない。地味だけれども、これでもう一生飯が食えると、立ち止まることなく、どん欲に勉強を続けることが重要である(僕を含めて、ほとんどの人は天才ではない)。」

まさしく、今の僕の状況を的確に表していると思ったです。

元々、新潟という地方で建築を学んでいる状況に、不満を持っていました。(今思えば、かなり幼稚なのですが)その不満は、やれ有名建築家と触れる機会が少ないだの、やれ周りに建築を学べる大学が少ないから競争がないからダメだの、いわゆるアウト・サイド・イン型パラダイムによるものでした。
そんな中、建築系ラジオを聞き始め、地方でも頑張っている学生団体(SAK)の存在を知り、会いにいったり、今年の3月新潟で開催された『新潟三大学合同卒業設計展Session!』で松田達さんに出会い「日本海最強決定戦」という構想を得て、その実現に向けて色々と動いてきたりしてきました(来年の2月末に、Session!2010が開催されます!!)。
松田さんと建築系ラジオの存在は、インターネットとその種々のデヴァイスやツールの発展により、誰しもがメディアを持ち発言できるという、地方の学生に希望を与える物でした。
しかし、それまで建築に対して燃え上がっていた炎が、3月のJIA北関東甲信越「学生課題設計コンクール」2009』への出展により、燃料不足に陥ってしまったようでした。不完全燃焼状態は、つい最近までしばらく続きました。まあ、今思うと単に現実逃避だったのでしょう。)

そんな中、先月行われたカルチベートトークに参加して、久しぶりに松田さんにお会いして、原点(正確にはそうではないが)に還ったような気がしたのです。それは、相変わらず地道(?)に建築系ラジオという活動をしておられる姿を目の当たりにしたからでしょうか。
そして極めつけは、先ほど挙げた五十嵐さんのブログ。基礎体力の不足という言葉に象徴されるように、結局はまだ何も蓄積がないにも関わらず、少し建築をかじっただけで知ったような気でいただけだったのだと思います。五十嵐さんに言わせれば、たかだか大学や大学院の間建築を学んだだけでで調子に乗るな、ということなのでしょう。(ただし、それを長年続けてみろというメッセージでもあるように思いました。)

という、反省からのブログのリスタートというわけです!!
カルチベートトークでも、中谷正人さんがおっしゃっていたようにどんなメディアも継続することでそれなりの力を持つ」ということは、確かだと思います。(ただし、中谷さんの発言は、多分にネガティヴな意味を含んでいたように思います。つまり、建築系ラジオの山田さんの僕達は手弁当でやっているわけで、それはブログのような私的なメディアの延長であり、批評をする気があるわけではない」という発言に対するものだったと思います。
別に力を持ちたいからやるわけではないですが、この先長く続けていくことでなにかこのブログから生まれていけば幸いだと思います。

ただ、他の学生のブログを見ていて思うのは、(僕自身、批評的だということ自体への理解不足が否めないですが…)批評的に書いたことで妙なナルシズムに浸ってしまっているもの(例えば「こたつ問題」への無自覚な欠席裁判の反復で満足しているブログ)、もしくは自己肯定的な発言が多いものへは、個人的に好意を抱けないので、極力そうしたことにならないようにしていこうと思います。
…でも今日だけは、許してくださいな。。。

P.S.なんど途中でアップするのやめようと思ったか分かりませんwww