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レクチャレポート[古谷誠章]

投稿日時:2009/05/04(月) 02:18

5/2(土)新潟市美術館にて古谷誠章さんのレクチャを聞いてきました。以下、簡単なレポートです。

 
 
テーマは「都市の広場のような建築をつくる」。ヨーロッパの広場の写真(すり鉢上に中心に向かって傾斜がついていて人が座っている)、美術館の手すりに座る人々(太く、座りやすい)など本来の用途とは異なる機能が、利用者によって見いだされる様に興味があるらしい。アフォーダンスの話に展開するのか?と思ったが、それとはまた別であるみたい。 
その後負け続けたコンペの事例をメディアテークも含め紹介。それらが「都市の広場のような建築」という通奏低音を持っているということらしい。プラド美術館案、武蔵境図書館案、釜山エコセンター案など後半に説明したものは負けたコンペという軸で展開されていて、都市の広場的建築とは関係がなかったようにも思える。 
脱線し始めたかな?と思っていたらここで中里村新庁舎。ここから実現したプロジェクトが続くのだけれどこれは良かった。新庁舎をつくったものの、合併してしまったせいで結局役場として一度も使わないうちにいらなくなってしまった。が、しかしそれも見越して竣工前から村の子供たちとワークショップを重ね、異なる使い方を模索しつづけてきたおかげで現在は図書館、スポーツジムとして使われているのだとか。ワークショップ=素晴らしい的図式ではあった。しかし冗長性を持たせて空間をつくっておくことで利用者が他の利用方法を見いだす余地を持たせておくということが彼のやり方なのだと理解できたし、それが都市の広場的建築の説明になるのだろう。 
この後は茅野。これも同様に何度もワークショップや代表との会議を行い、市民が使い方を見出していくプロセスを辿る。 
この後は最新プロジェクトの紹介と、新潟の事例として月影小学校リノベ。 
最後に建築家の職能に関して。ものを「新しくつくる」だけでなく「あるものをどうつかうか」を提案する役割を担わなくてはいけない。今の建築学生はよく聞いてるけど、まだ一般の方々はスクラップアンドビルド指向だから、こうやってアナウンスしてるのかな。 



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